Ｃｈａｍｉｐｅｓｏ 

震災からもうすぐ２ヶ月。

ここからは、一つ一つ剥がしていくことをしなければな、と思う。
まだまだあらゆる苦難が待ち受けているかもしれない。
明日自分が生きているかもわからない。
でもそれはいつだってそうだったのだ。
今はっきりと肌で感じているだけで、本当はずっとずっとそういうものの上にせいかつやしあわせは成り立っていたのだ。
知らないふりをしていたのだ。
問題を先送りにしていたのだ。
都合の悪いことから自分を切り離して考えてたのだ。

これからどんどん加速度的に早くなる気がする。
目に見える、体験する出来事が。

不安で泣く日があっても、愛を手放さないこと。
恐怖から選択しないこと。
目に見える事象に振り回されない（飲み込まれない）こと。
考えるな、感じろ！だね。
気をつけていきたいな。
たまねぎの皮を剥いて剥いて、最後に残るのが愛と無邪気さでありますように。
私よ、ともに成そうね。

熊本に来て三週間、本当にいろいろなことを思ったり考えたりした。
素晴らしいものも見たし嫌なものも見た。
でも全部自分の中にあることだと思う。
他人事じゃなく。
私が熊本を、阿蘇を好きなのは理屈じゃない部分でなんだけど、今のタイミングで縁があって来れたことに感謝しています。
力を蓄えたように思います。
これからの力。

熊本に来たことで、本当にいろいろわかったような気がします。
言い尽くせないけど、子供は未来の光だってこと、自分がどんなに弱いか痛感したこと、みんな幸せになりたいってこと、人はずるくも優しくもあるってこと、今はみんな生きてるってこと、いつかみんな死ぬってこと、私に出来ること、目に見えないもの、目に見えるもの、お金、祈り、未来のこと、想像するってこと、友達のこと、人は一人じゃ生きれないということ、土、空気、水のこと、今と遥か未来のトンネルのこと、地球のこと、宇宙の人たちのこと、手のこと、手のこと。手をつなぐこと。

本当に、私はこうして遠回りしなきゃ何もわからないんだなあとがっかりしたけど、いつも教えてくれる人達が回りにいてくれて、それはとても幸せなことだなあと思います。

祈りって、すごく地に足が着いたものなんだなあ。
発見。

明日、東京に帰ります。まだ先の事は何もわかりません。
でも次に阿蘇に来るときは畑を耕して野菜を作りたいなあと思う。

今日もとてもきれいなものを見ました。
イメージなのか、何なのか。
まるちゃんに一緒に祈りたいと申し出た新月の夜、風にあたっていたら、虹色の光があちこちから空の上に、下に駆けていた。
ファンファーレが鳴っている。
開幕！のような。
オールユーニードイズラブが流れてたりもする。 いろいろな声が聞こえる。
大まかには、「準備はいいかい？」
「これから頭だけではなく体と命を使って愛こそは全てということを知るのだが、準備はいいかい？」
「大丈夫、なくなってもなくならない、アーユーオーケイ？」

そしてバトンを持ってると感じる。
色とりどりの花が空に咲いているような華やかさ。
風がふいに強く吹いて暖かく感じた。

とても眠い。
今日もありがとう。
まるちゃんありがとう。みんなも。

今日すごくきれいなビジョンを一瞬見ました。
流れ星の逆のように、天に向かって緑のような光がたくさん集まっている。
地表から空へ。

私も今日は心を明るく穏やかに、祈りながら寝ようと思います。

2011年3月27日。
東北関東大震災から何日たちましたか。
地震が起きたとき私はお寺で働いていました。
なぜだかすぐに原発が危ないと思いました。
お寺ではなにも情報は入らなかった。
まさかあんな津波が起きているなんて思ってもなかった。
たくさんの人が死んだ。
見つかってない人がたくさんいる。
あまりにもたくさん過ぎて、わからなくて、心が止まりそうだし頭がぼんやり温度を無くしそう。
私の大切な人たち。
生きてる。
ありがとう。
でもつながってるの。
亡くなった人たち。
あまりにも。

生きていた。
のと
生きてる。

自分を律する。
クールダウンせねば。
意識的にする。

原発、放射能。
怖すぎて怖すぎて。
怖いのは、放射能、放射線、お金に心奪われた人たち、考えないこと、不安に支配される心、見失うこと、目に見えない邪悪な力。敢えてそう書くけど。そしてそれを私や私たちが黙認してきたのも事実。紛れもない。
当事者。
震える。

今も原発で命をかけて立ち向かってくださっている人がいる。
生きてる。
生きてる。
ああああ。

私は今熊本にいる。
そのこともたくさん考える。
たくさんたくさん考える。

静かなところの声がずっとしてる。
ずっと。
まだ聞こえない。
まだ聞こえない。

少しづつ。


今起こっていることと今生きていること。
未来のこと。
手放す。シェアする。
私たちが人間だってことを思い出して自然とともに生きる。
私たちが人間だってことを思い出して誇りを持って生きる。


はっきりわかってるのは子供は光だということ。

想像する。
今生きていること。
まだ間に合う。
未来を希望で想像する。私は何故だか未来のことを思うとき明るい光が見える。
そこに私がいなくとも、それは明るくまぶしい。

大丈夫、だって今生きているんだもん。
諦めではなく、空論ではなく、続いていくと信じている。
祈りより強く。