もう9月。
震災からなんだか時間の感覚がおかしくて、1日が一瞬で過ぎるようだし、昨日のことも覚えていない。
本当に、この感覚は不思議。
まるで現実感がないというか、正しくは、今まで現実だった世界(社会?)がペランペランに見えて、かきわりの世界みたいで、なんていうか…アニメのエバンゲリオンの最終回の、あのシンジが「おめでとう!おめでとう!」って言われてる世界というか、もう全然伝わらないと思うけど本当に。
でも、私にはそちらのほうが過ごしやすい。
(アニメ世界じゃないよ)
見えないものや聞こえないものがどんどん普通にいる、混じりあう世界というか。
妖怪でもモノノケでもいいし、天使でも妖精でもいい。
小さい頃から、見えないものや聞こえないものがたくさんいる世界のほうが馴染み深いから、近年の世界はずっと息苦しかったから、私は今の方がいい。
地震や天変地異や、これからますます大変だと思うし、何が起こるかわからないけど、全部がゼロになっても、遥か彼方の宇宙のことを思うと安心するし、自分とつながってるなあというこの感覚はいつでも暖かく優しいから怖くない。
原発の爆発や放射能は本当に怖くて冷静でいられなかったけど、半年の時間を貰えて、わかってきたことは、ある。
来年の春頃にはきっとはっきりしていると思う。
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